Dretskeの“Knowledge and the flow of information”


情報の問題について研究する人は、当然シャノンの『通信の数学的理論』を勉強することから始めるのだろうけれど、情報の意味について厳密に考えたい人であれば、脳科学者やコンピューター科学者などであっても本書を読むべきだと思う。

初版は1981年、再販は1999年。既に古典と言っても良いかも知れない。(Dretskeはドレツキと読むらしい。)

<私が学んだこと>

情報の3つの側面
1.量的側面; 幾つかの可能性の中から選択する際の計算
2.特異性の側面; 実際に選択されたものを指し示す内容
3.受け取る側の知識に依存する側面(解釈のプロセス)


「美は見るものの目の中にあり、情報は受け取るものの頭の中にある」

「情報と意味は異なるものである。」

「知覚はアナログからデジタルへの変換である。」
# by ykenko1 | 2014-12-30 10:47 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

Keith Devlinの「Logic and information」



Keith Devlinの「Logic and information」を読んでいる。
これは情報、または情報の流れを数学的に定式化する試みである。
これまで論理学と言うと、古典的にはアリストテレス論理学があり、三段論法が有名だ。つまり、「ソクラテスは人間である、人間は皆死ぬ、故にアリストテレスは死ぬ」と言うような論法である。
その後、ブール演算のように真偽を決定できる命題に基づいた論理を数学的な演算として捉える論理学(命題論理)が発達した。
Devlinがやろうとしているのは、命題に基づいたロジックではなく、情報に基づいたロジックを数学的に定式化することである。(読んでいる途中なので、述語論理との関係はまだよく分からない。)
ロジック(論理学)は思考や推論の法則である。
「SならばSダッシュ」
Sのところに命題ではなく、情報が入る。例えば、人間(エージェント)が目で見て認識した情報や耳で聞いた言葉など。
infonは情報の断片
situationは世界の中の事象

今のところ、この辺りまで読んだ。

(20140902追記)
要するに現実の世界の情報の流れは、いきなり命題や文章ではなく、まず世界の事象とそれに対応して認識した内容があって、そこから命題や文章が組み立てられる訳で、ロジックが真の意味での思考や推論の法則を探求するものであるとすれば、そのような現実の情報の流れを数学的に定式化する必要があると言う事だ。

現実世界におけるロジック(思考・推論のプロセス)の例
1.ジョンはあるレストランに入った。
2.彼はウェイトレスの手が汚れているのを見た。
3.そのためジョンはすぐさまその店を出た。
# by ykenko1 | 2014-08-31 18:26 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

“Quantum computation and quantum information”



Nielsen and Chuangの“Quantum computation and quantum information”は量子コンピューターの定番の教科書らしい。皆さんは、量子コンピューターについてはご存知だろうか?要するに量子力学的な作用、素粒子の相互作用そのものを利用して計算し、情報をやり取りするコンピューターである。

私は量子コンピューターは変わり者の研究者がやっている特殊な研究だとばかり考えていたがそうではないらしい。そこには現代科学と技術の必然的な課題としての研究があるようだ。そこには以下のような3つの目標がある。

1.最速のコンピューターの処理速度の追求
2.量子力学的現象のシミュレーション
3.量子暗号

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# by ykenko1 | 2014-07-25 04:15 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

情報と意味

情報の意味とは、パターンの入力によってシステムの内部において、あるいはシステムに関係する外部において選択される領域のことである。
# by ykenko1 | 2014-05-31 10:19 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

iPad Airの進化の方向性

iPad Airを購入した。これまでは第3世代のiPadの64GBのものを使っていたのだけれど、今回iPad Airの128GBの物を手に入れた。今回のiPadの大きな変更点は200g程度軽くなったこととCPUの高速化である。地味と言えば地味なバージョンアップではある。

しかしユーザーエクスピリエンスとして以前のものより、かなり良い。これは実際に使ってみないと分からないだろうと思う。速くなることについては想像できたけれども、軽くなることに伴う使い勝手の変化はこれほどまでに大きいものだとは思わなかった。気持ちが軽くなる。

自分自身のこれまで積み上げてきたものを見つめ直し、一度リセットしてゼロからやり直す。それは苦痛の伴う作業でもある。そしてよりシンプルなものを目指す。iPad Airの進化のストイックな方向性に感動した。

そして自分の仕事や人生においてもそのようでありたいと思うのであった。
# by ykenko1 | 2014-05-31 10:17 | その他 | Trackback | Comments(0)

PRSの定式化のための3つの方向性

PSRの定式化のためには自然現象を捉え方を以下の3つの方向性で整理しなければならない。

1.計算論と結びつけること
2.集合論と結びつけること
3.デジタルな解析に結びつけること

現代数学が論理学、集合論、自然数論などの数学基礎論や抽象空間論に向かったのと同様の方向に自然科学も向かわなければならないのだろう。
# by ykenko1 | 2014-04-12 11:12 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

カオスを抱え込むこと

生物は常に自らの内にカオスを抱え込んでいる絶対矛盾的自己同一性を持つ存在だ。

人間や組織が発展し続けるためには、常に自らの内にカオスを抱え込まなければならない。

それができなかったから、ソニーは没落した。
# by ykenko1 | 2014-04-09 15:55 | 人生、哲学 | Trackback | Comments(0)

脳を管理する時代

マインドマップを開発したトニー・ブザンが彼の著書『The Most Important Graph in the World』の中で、今は情報を管理する時代ではない。それはコンピューターがやってくれる。情報を管理する脳そのものを管理する時代だ、と書いている。

私の「脳を管理するツール」はMind MapとEvernoteだ。

最近は何か考える時は必ずMind Mapを使っている。右脳と左脳が動員される感覚があり、頭の中が整理されるし、色々なアイデアが湧いてくる。上から自分の頭の中を覗き込んでいる感じがする。

Evernoteは「第二の脳」と呼ばれている。使いこなすコツを掴むのに少し時間がかかるが、使いこなせるようになると人生が別の次元に入ったと感じることがある。
# by ykenko1 | 2014-04-09 14:26 | その他 | Trackback | Comments(0)

認識論と存在論から見た情報とパターン

認識論的に見るとパターンは情報であり、存在論的に見ると情報はパターンである。
# by ykenko1 | 2014-04-09 00:10 | 情報論 | Trackback | Comments(0)

情報とパターン

情報とは特異性(意味)を伝えるパターンである。

あるシステムが情報を認識するとは、パターン特異的な反応をすることである。
# by ykenko1 | 2014-03-21 13:27 | 情報論 | Trackback | Comments(0)


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