アルツハイマー病;介護者が困ること

  アルツハイマー病の方は表面的に取り繕うのが上手い。会話やあいさつなどは普通の人とほとんど変わらない。そのため日常的にその方の言動をよく知っている方でないと病気であることが分からない。普段の生活をよく知るお嫁さんが「最近、おばあちゃんちょっとオカシインだけど…。」などと夫に言うと「何を言ってるんだ。いつもと全く変わらないじゃないか!」と夫婦喧嘩になったり、電話で話したり年に何回かしか会わない兄弟や親戚などから「全く変わらないのに、嫁がばあちゃんのことを悪く言う」と言ってお嫁さんがいびられてしまう、などということが起きてくる。
  またアルツハイマー病の初期にもの盗られ妄想がよく見られる。自分で財布の置いた場所を忘れてしまって、いつも介護しているお嫁さんや配偶者等を「おまえが盗ったんだろう!」と責めることが多い。介護者が苦しめられる症状である。
by ykenko1 | 2006-06-09 14:06 | 認知症関連 | Comments(0)


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