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情報と法則

全ての存在は法則で動くか、情報で動くか、のどちらかだ。法則で動くものはその振る舞いの予測は容易だが、情報で動くものは振る舞いの予測は困難で、見通しが立ちにくい。
by ykenko1 | 2016-10-12 21:23 | 情報論 | Comments(0)

情報空間と意味のクラスター

認知心理学や神経心理学の分野では意味記憶と言うと視覚・聴覚・触覚等の様々なモダリティからの入力による記憶や経験のクラスターのようなものと考えられている。意味を情報空間の中に浮かぶクラスターとして考えてはどうだろうか?情報はその意味が情報空間の座標系の中で占めている位置を指し示すに過ぎない。情報はアドレスであり、意味がそのコンテント。そんな風に考えることで整理されてくるのでは。もちろん意味には過去の経験から付与される情動的なコンテントも含む。

関連記事;がんばれ!日本人研究者(9);松本元パート2
by ykenko1 | 2007-01-25 23:42 | 認識論 | Comments(2)

情報の2つの役割と情報実在論

情報には「パターンを伝えること」と「方向性を指し示すこと」の2つの役割があるのではないか。我々はパターンを用いて世界についてマッピングする。「方向性を指し示すこと」とはそのマッピングされた世界の中のどこにフォーカスを当てるかということ。この情報の2つの役割が心脳問題のハードプロブレムとしての「クオリア」、「志向性」の問題と関連しているのではないか。

私は情報実在論の立場を取りたい。情報実在論とはこの世界が何らかの形で情報の法則によって拘束されているということ。だからこそ、この世界に脳のような情報処理装置が出現する必然性があったのだろう。
by ykenko1 | 2006-10-12 18:21 | 認識論 | Comments(2)

『量子が変える情報の宇宙』メモ

『量子が変える情報の宇宙』ハンス・クリスチャン・フォン=バイヤー(日経BP社)

何故これまで物理学の用語の中に情報が入らなかったのか?
情報-主観性を含む。主観性と客観性の中間領域。
「情報が物質と精神のつながりをもたらす」(ファインマン)

情報=関係(パターン)の伝達
BIT(0または1)からQUBIT(0と1の絡み合わせの状態)へ。
情報と確率の関係。ベイズ確率。
コペンハーゲン解釈;物理学は実在についての学問ではなく、情報についての学問。
ザイリンガーの原理;一つの基本系は1ビットの情報を伝える。
「(ITはBITからなる)このタイトルによって象徴される考え方とは、物理世界の全ての特徴が、その根底、大半の場合は最も深い根底に、非物質的な源と意味を宿しており、我々が現実と呼んでいるものは、イエスかノーかで答える質問と装置が起こす反応の記録を基にした、最終的な分析から生じてくるものである、というものだ。」(ウィーラー)
 「簡単に言えば、全ての物理現象は、元をたどれば情報理論的な存在であり、それは『参加型宇宙』に存在しているのである。」(ウィーラー)
実在の根底に情報(経験)がある。すべての科学的な事実は経験に基づいたものである。
「ITすなわち物質世界はその全体あるいは一部分がBITすなわち情報から作られている」「いつか我々は物理学全体を情報という言葉で理解し表現できるようになるだろう」「(参加型の宇宙)宇宙は完全にあちら側に存在していて発見されるのを待っているのではなく、我々が問いかける疑問やそれに答えることで得た情報そのもののよって、宇宙の一部が形作られる」(ウィーラー)

情報の意味論的側面;情報容(information content; CONT),総情報量(ザイリンガー、ブルクナー;量子論的なCONT)。驚きや信憑性(コーリ)と関連。

ベイズ理論、ランダム性についておまけで勉強になった。
by ykenko1 | 2006-08-14 17:28 | 情報論 | Comments(6)

遺伝子の謎

  ゲアリー・マーカスの『心を生みだす遺伝子』(岩波書店)を読んだ。最近の遺伝子関連の知識と遺伝子と脳、遺伝子と心と言ったテーマに関して分かりやすく書いてあって勉強になった。
  しかし、遺伝子に関して昔から疑問を感じていたことがある。それは何かと言うと「遺伝子に遺伝情報が記載されているとして、それを読んでいるのは誰なんだ?」と言うこと。クリックのセントラルドグマからすると「DNA→RNA→タンパク質」ということだから、RNAがDNA上の情報を読み取っているということになるけれども、RNAはそんなに頭がいいのか?ただの分子の固まりでしょ?最近では遺伝子にはオンとオフがあってすべてが発現している訳ではなく、必要なものが必要なだけ発現するということになっていて、遺伝情報には「タンパク質の鋳型」としての情報と「いつその遺伝子が使われるか」という制御情報の二種類があるのだけれど、それにしてもいろいろな細胞内外の状況を判断して遺伝子上の情報をオンにしたりオフにしたりできるというのは、もの凄いことだ。こんなことはありうるのか?・・・という疑問はますます深まっています。
by ykenko1 | 2006-04-24 17:34 | 生物学 | Comments(4)

情報と量子力学

情報と物理学の関係が量子力学の世界で展開されていて、面白い。

'量子が変える情報の宇宙' from 情報考学 Passion For The Future

「古典力学系では構成単位に「情報」は見当たらなかった。ところが量子力学の登場により、ミクロの世界の振る舞いは情報論的に記述しないと理解できないことが共通認識となった。量子レベルの存在は、確率論的に振舞う。たとえば原子の核の周りを回る電子の位置は、確率的にしか特定できない。観測技術の問題ではなく、それは本質的に確率的な存在であるからである。こうして量子力学という場で、確率という情報(BIT)が、実在(IT)とはじめて接点を持ったのである。」
by ykenko1 | 2006-03-24 13:42 | 科学など | Comments(2)

情報力学

  以前、大矢雅則氏の『情報進化論』を立ち読みした内容で記事を書きましたが、今回、購入しました。大矢氏は情報力学という学問を1989年に提唱している。氏によるとシステムの複雑性を情報と考えていて、システムの状態の変化に伴う複雑性の変化を情報の変化と見て、そこにこれまで情報理論で知られている考え方を当てはめたもののようだ。しかしこれまでの理論をそのまま当てはめることはできないので、その部分については氏が独自に概念を立ち上げてそれに数理構造を与えている。今後の展開が楽しみです。
by ykenko1 | 2006-02-10 10:36 | 物理学 | Comments(0)