複雑系の心理学(5);ポジティブシンキングのためのヒント

  短期療法という心理療法があって、これについてはまたいつか別の機会に書きたいと思っている。それで日本で短期療法を広めた小野直広先生という方がいらっしゃった。大変残念であるが、実は数年前に60台という比較的若くしてお亡くなりになった。
  その小野直広先生の言葉に次のような言葉がある。
     「過去と他人は変えられない」(『小野直広先生追想集』から)
どういう意味かと言うと、すでに起こってしまった過去というものはどんなにあがいても変えることができない。また同じように他人を変えることは難しい。それならば過去を変えようと無駄な努力をするよりも現在と未来を変えることに力を注ごう。他人を変えようとするより自分を変えることで状況の変化をもたらそう、ということである。
  ポジティブシンキングのためのヒントになるのではないだろうか?
by ykenko1 | 2005-01-04 10:50 | 心理学・精神医学 | Comments(2)
Commented by tetsuya at 2006-01-23 21:20 x
小野直広は、私の祖父に当たります。
私が小学生の時に祖父は原因不明の病気で他界してしまいましたが、
過去と他人は変えられないと同じ意味の言葉をよく言っていました。
今振り返ると、とても重要なことだと思います。
Commented by ykenko1 at 2006-01-26 16:43
tetsuyaさん、こんにちは。今、tetsuyaさんは高校生ぐらいですか?立派な方を祖父として持つことができて、幸せですね。うらやましい限りです。私は一度だけお会いしたことがあり、暖かいお人柄の方だと思いました。他人を変えようと努力することが無意味だとは思いませんが、まずその前に自分を変えることを考えよ、ということだと思っています。


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