痴呆患者さんのケアのあり方としてはもちろん在宅で看られればそれが一番良い。在宅でデイサービスやショートステイなどを使いながら看るのもよいだろう。
中には在宅では無理(患者さんの症状のためというケースもあれば、家族の介護力の問題からというケースもあるが)という方の場合は施設を使うことになる。痴呆患者さんが利用する施設としては特別擁護老人ホームや老人保健施設、グループホームや病院などがある。一番ケアとして手厚いのがグループホームと言われている。入所者は9人程度でアットホームな雰囲気である。しかし医療的なケアは少ない。一方、病院などでは医療的な側面は濃いが、どうしても無機質な雰囲気がある。長所・短所を知って利用するのがよい…。しかし実際のところ施設の数は少なく何年もまたないといけないケースもある。 現在のところ経済の論理から国はなるべく施設の数を減らす方向で動いており、痴呆患者さんのケアはなるべく在宅でという方向だが、症状からしてどうしても在宅で看るのが難しいケースも多い。今後、社会の高齢化が進むにつれて、痴呆の患者さんは増える一方である。この先、一体どうなるのだろうか、という思いがある。
by ykenko1
| 2006-07-07 12:13
| 認知症関連
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