病棟の様子

私の担当している病棟にはさまざまな方がいる。大声を挙げる方、物を集めて回る方、食事が終わったすぐ後に「まだ食事たべさせてもらってないんだけど。」と怒る方、うろうろ徘徊する方。1日2回レクリエーションの時間があり、体操したり、散歩したり。何とかさまざまな刺激を受けて欲しいと多くの職種のスタッフ(看護師・ケアワーカー・医師・ソーシャルワーカー・栄養士など)が関わっている。定期的にケースカンファレンスをやっているのだが、ケアのあり方にマニュアルはない。それぞれの病気、性格、経歴、家族関係、趣味、身体状況など総合してベストのあり方を手探りしていくしかない。
by ykenko1 | 2006-07-12 12:11 | 認知症関連 | Comments(3)
Commented by わるねこ at 2006-07-12 22:52 x
はじめまして、わるねこといいます。一応、精神科医で、複雑系、システム論、意識の科学などに興味があります。
複雑系徒然blogは以前から、ときどき拝見させていただいていました。ykenko1さんは、僕と同業なのでしょうか?何だか、共通するところが多いなあと思うのは、僕の勘違いでしょうか?
Commented by ykenko1 at 2006-07-13 07:26
わるねこさん、こんにちは。わるねこさんのブログをちらっと見せていただきましたが、関心領域がかぶっているようでさっそく私のリンクに追加させていただきました。私は神経内科医ですが、精神科の病院に勤務しています。痴呆症の方々を診るにあたっては精神科病院のような閉鎖病棟の方が安心なところはありますし、時には拘束しなければならないこともありますし…。最近は精神科と神経内科は大部、かぶってきていますよね。患者さんの診療にあたってbio-psyho-socioモデルに従ってバランスよく診ることが、私のテーマです。これからもよろしくお願いします。
Commented by わるねこ at 2006-07-14 00:24 x
僕は総合病院で勤務していますが、ykenko1さんのご指摘の通り、特に痴呆や高次脳機能障害に関しては、神経内科の先生とのやりとりが増えてきていますね。そういえば、ykenko1さんもフィッシュマンズがお好きのようですが、この辺りもかぶっていますね。僕もリンクをはらせて頂きます。よろしくお願いします。


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