痴呆症のある高齢者の骨折(2)

痴呆症のある高齢者の骨折について、その第二段。私の病棟では転倒のリスクに関してチェックリストを作り、そのポイントの高い順番から入院患者のリストにして、一週間ごとにスタッフで情報を共有して認識を新たにすることにした。それでも100%防げる訳ではないし、チェックリストではポイントの低い方が転倒しない訳ではないと思う。ただハイリスクの方についてのスタッフの意識を優先順位を付けて明確化して取り組む事でもう少し取り組み方が改善することを期待している。(あとはriskyな患者さんに対するスタッフのアンテナを磨いていくことが必要か?)
by ykenko1 | 2006-11-30 06:39 | 認知症関連 | Comments(2)
Commented by 気まぐれ at 2006-12-03 22:58 x
転倒対策。
難しい課題ですよね。

当院でも転倒リスクを減らすためにチェックを行っています。
そして、リスクが高そうな方にはセンサーマットを引いたり、離床センサーを取り付けたりと対策を行っています。

抑制などなるべくしたくないのですが、やむを得ないこともあったりとなかなか難しいですよね…
特にナースサイドは大変なようです。
Commented by ykenko1 at 2006-12-04 22:23
限られたスタッフ数、限られた予算の中でこなさないといけないことがまた足かせになります。人数がありあまっていれば抑制も何も必要ないのですが。そしてまた必ずしもハイリスクでない人が突然転ぶこともあり、ご家族の方々にもその可能性があることをあらかじめお話しておかないといけません。まあ、永遠の課題ですね。(見守りロボットでもいれば防げるかも?)


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